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松坂 大輔投手の器の大きさを感じさせる手紙です。


雄星に“先輩”松坂からの手紙…考えすぎじゃないかな

雄星よ、くじけるな!レッドソックスの松坂大輔投手(29)が9日(日本時間10日)、西武OBの先輩投手として、キャンプ地の米フロリダ州フォートマ イヤーズから、プロの壁にぶち当たっている西武・雄星投手(18)に激しくも優しいエールを送った。

雄星くんへ――

僕もライオンズ出身なので、他のチームのルーキーより雄星くんのことを断然気にしています。前日のデビュー戦は、セットポジションから腕が振れなかった と聞いたけど、セットで球威が落ちるのは(プロとしては)致命的。高校レベルだったら多少球威が落ちても抑えられるから、これまでそんなに気にならなかっ ただろうけど。近くにいたらいくらでも話すし、本当は僕が下半身の動かし方や使い方を実際に見せてあげられたら一番いいんだろうけどね。僕の1年目の時は 本当に東尾監督から「あの投手のこういうところを見ておけ」としょっちゅう言われていて、自分に足りないところを補っていくというのをキャンプ中からやっ ていた。雄星くんはよく本を読むって聞いているし、研究熱心だというのも聞いているけど、やっぱり考えすぎじゃないかな。物事を知りすぎて、頭に詰め込み すぎても結果的には駄目だと思う。頭だけで考えていたら、どつぼにはまってしまう可能性がある。僕も入団した時には(石井)貴さん、(森)慎二さんも球が 速かったし、すげーなって思ってたけど、それ以上に速く投げてやろうとは思ったことはない。生意気だけど、自分に自信があったから。だから他の選手やメ ディアに対して過剰に意識することはなかった。「自分の中での絶対に曲げない、信念を貫く」ということが大事とは高校の監督にも言われたし、それから桑田 さんに会って「とにかくがむしゃらにやれ」って言われて。その言葉が一番大きかった。1年間がむしゃらにやれば、いろいろと課題も出てくるし、それが出て きたら1つずつ消化していけばいい。とにかくフォームとか、最初からいろいろと考えすぎないこと。高校時代に速い球を投げていて、それが今投げられないっ ていうのは思うように体が動いていないんじゃないかな?

それだけのボールを投げていたのだから、最初はそのままでいいんだよ。フォーム的なことよりも体力的なことが問題で、プロで1年間野球をやる体力がある かどうか。体力に自信があったからこそ、僕はなんとかできた。周囲の助言を聞く耳を持つことは大事だけど、それが自分にとって必要か必要でないかできる判 断が重要だと思う。人づてに様子を伝え聞いても、伸び伸びやっている感じがしないんだよね。疲れが顔に出ているような気がする。一番大事なのは、野球を やっていて楽しいかどうか。僕は(最初のオープン戦登板の阪神戦で)ボコボコに打たれても気にしなかった。打たれるべくして打たれたってね。周囲の過剰な 期待に時には疲れるだろうけど、石川遼君だってそうだっただろうし、そこはやっぱり背負わないといけない、背負っていかないといけない運命にあると思う。

レッドソックス・松坂 大輔


直接話をしていなくとも、目の前にその人がいなくとも
人からの伝達してくる情報と、相手(雄星)を想う気持ちで
相手のところまで、自分の意思(松坂)を飛ばせる
芸当は器の大きさがなせる技ですね。

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